スペックデータ
型式:レンズ旋回式パノラマカメラ 発売:1900年(明治33年!!) 使用フィルム:120フィルム レンズ:ダゴール94mmF6.8(絞りはない) 画面サイズ:57x180mm(フィルム送りは裏窓式) シャッタースピード:2速のみ・速度の指示はない 価格:?中古市場でも入手困難 |
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銀塩〜湿板を経て、ロールフィルム時代にパノラマは 全盛期を迎えます。この時最も人気を博したのがこの パノラム・コダックです。アマチュア用なので『首振 り型』、サイズ違いの各号がありましたが6x18cm判 の小型な1号パノラムが最も売れました。 フランスの偉大なアマチュア写真家ラルティーグも これを使用していました。 |
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→パノラム・コダックPHOTへGO! | ||||||||||||||||||||||
↓前面のフタを開け、ファインダーをアップした図。 | ||||||||||||||||||||||
ボディーは木製黒皮張りのため、とても軽く手持ち撮影も十分可能です。ボディー前面の開口部からは横を向いたまま のレンズが覗いてます。このレンズはピポット軸によって支えられ、スプリングによって左右に旋回します。 レンズの基部には光線が入らないようにかつレンズの旋回が自由になるように袋蛇腹のような皮革でカバーされています。 |
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ボディーは半円形の弧によって前半部と後半部に別れます。 ボディー内部中央のスリット孔がレンズと一緒に旋回します。 レンズの旋回速度はかなり速く、シャッターボタンを押すとあっと いうまに右から左、左から右へ音もなく旋回するので写ったのか 写らなかったのか心配になる程のサイレントカメラです。 |
↑"NO.1 PANORAM・・"。 これは最も売れたという1号機です。 |
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↑前半部を後ろから見た写真。手前の大きな半円部がフィルムアパーチュアのガイド 部で、ここにフィルムがのる。120フィルムの4撮り。 |
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