今回は、カエルの「ケロちゃんコロちゃん」でおなじみのコーワが作ったカメラを紹介します。 コーワは高機能・低価格をめざしたカメラづくりが特徴でしたが、 その中でもこのKowaSWは28ミリの交換レンズ1本分の値段で買えるという優れたカメラでした。 1964年発売ですが、当時としては薄型でコンパクトな作りで、 シンプルな外観と丸みのあるボディがとても魅力的なカメラです。 ユニークな形のケプラー式ファインダーを持ち、とても見えがよいので評判になりました。 ピントは目測式ですが、フォーカスリングには1メートルと3メートルにきちっとしたクリックがあり、 ファインダーを覗いたままでもシャッターを切ることができる実用的な作りで、 プロのカメラマンにも愛用者が多かったようです。 距離計連動ではないので厳密にはレンジファインダーではありませんが、分類的には同等の機能を持ちます。 それでは、使い方を見ていきましょう。 発売:1964年 型式:35ミリレンズシャッターカメラ ボディ構造:軽合金ダイカスト レンズ:コーワ28mm/f23.2 最短撮影距離:0.5メートル シャッター:セイコーシャSLV、B・1〜1/500秒 ファインダー:倍率0.4倍、ケプラー型実像式 焦点調節:直進ヘリコイド、目測式 巻き上げ:レバー、セルフコッキング サイズ:127×76×51mm 重量:約580g
それでは、使い方を見ていきましょう。