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今回ご紹介するコーナン16オートマットは、1947年〜48年に生産されたミカ・オートマットをもとにつくられたものです。
もとは甲南カメラ研究所で開発されたもので、これをミノルタに持ち込み、改良化したのがコーナン16オートマットで、1950年に発売されました。ボディはミノックスと同じプッシュ・プル方式です。
ボディ本体を引き出すと、同時にフィルム巻き上げ・シャッターのセットが行われます。
ただ、本体を引き出してから撮影せずに本体を収めると、空撮りしてしまうことになるので注意が必要です。また、このカメラには独自のマガジンを用います。
マガジンの内部には、フィルム画面枠と圧着板が付いています。フィルムの日中交換を可能にするため、前方の窓には遮光板が付いています。これにより、撮影途中にフィルムを入れかえることができ、複数の種類のフィルムを同時に楽しめます。1957年、コーナン16オートマットはミノルタ16に名を変え、ミノルタの16mmカメラシリーズを展開していきます。
- 発売:1950年3月
 - ファインダー:ニュートン式
 - フィルム巻き上げ:プッシュ・プル
 - シャッター:金蔵スライド式
 - シャッター速度:T、B、1/25〜1/200秒
 - マガジン:専用マガジン
 - レンズ:固定焦点、ロッコール25mm/F3.5
 - サイズ:シャッター収納時…72×46×23mm
 - 重量:約280g
 
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