1965年にライカ初の一眼レフとした登場したライカフレックスの後継機として1968年に発表されたのが、このライカフレックスSLです。 一番大きな違いはTTL測光方式が採用されたことで、他にも様々な小改良が施されています。本機の測光系はメインミラー中央部を透過した光を更に後方にあるサブミラーにてボディ下部のCdS素子に送り測光するタイプもので、ファインダーからの入射光に影響されにくいと言う利点があります。 AE化に伴いボディには連動カムが設けられたため、旧来のレンズは改造をしないと取り付けられなくなりました。またミラーアップ機構が省略された関係上、今までのスーパーアンギュロンR21mm/f3.4は取り付けらず、新しくスーパーアンギュロンR21mm/f4が開発されました。 本機と同時に発売されたものにライカフレックスSL MOTがあり、これはライカフレックス用のモーターが取り付け可能なモデルとなっています。 それではライカフレックスSLを見ていきましょう。 型式:35mmフォーカルプレーンシャッター式TTL一眼レフカメラ ファインダー:固定式ペンタリズム 露出計:Cds使用TTLスポット測光式 感度連動範囲:ISO12〜3200 シャッター速度:B、1〜1/2000 フィルム巻上げ:レバー式 フィルム巻き戻し:クランク式