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機械式のOM-1に対して電子式シャッターを搭載したOM-2は、OM-1と同時期に開発、設計されていました。OM-1で確立された軽量・小型の"OMサイズ"のままで、使われているパーツやボディは並べてみてもほとんど一緒、唯一違いが分かりやすいのは露出補正ダイヤルです。 それまでの電子シャッターは写るときの光を測っていませんでした。写る前の光を記憶し、その光のデータで写していたのが、ダイレクト測光ではフィルムに写りつつある瞬間の被写体の明るさに従って測光しながらコンピューターが露出を制御するのです。 OM-2の登場から4年後の1979年には、改良型のOM-2Nが発売されました。着脱式のアクセサリーシューが標準仕様として付属となり、ファインダー内表示を充実させ、長時間露光は最大60秒から120秒に延長されました。 また、OM-2シリーズの最終型として1984年に発売されたのがOM-2S/Pです。撮影モードにプログラムと、スポット測光によるマニュアルを追加しています。 それではオリンパスOM-2について見ていきましょう。 発売:1975年(昭和50年)11月 型式:35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ 画面サイズ:24x36mm マウント:オリンパスOMマウント シャッター形式:機械式横走フォーカルプレーン シャッタースピード:B・1〜1/1000秒(オート時60秒まで可) シンクロ接点:FP〜X ファインダー:固定式ペンタリズム 視野率:97% 露出制御:絞り優先AE、中央部重点測光式 感度連動範囲:ISO12〜1600 フィルム巻上げ:レバー式 フィルム巻き戻し:クランク式 大きさ(ボディーのみ):136x83x50mm 重さ(50mm/F1.4付):750g