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1976年に発売されたこのカメラは、3年前に発売された当時の最高級機ミノルタX-1にモーターを組み込んだものです。 X-1はミノルタ初、そして現在まで唯一のファインダー交換可能な一眼レフカメラで、交換式ピントグラスなどを備えていました。これらの点はすべてX-1モーターにも引き継がれています。 交換ファインダーの種類には、以下のものがあります。 自動露出EEファインダーS (AE-Sファインダー) 低輝度時でも応答性のよいシリコンフォトセルを使用した、自動露出制御機能内蔵 プロフェショナルファインダー (Pファインダー) ペンタプリズム以外に露出計が内蔵されていないファインダー ウエストレベルファインダー (Wファインダー) ピントグラスを真上から見ることが出来るファインダー。4.7倍のルーペ付き 高倍率ファインダー (Hファインダー) ルーペでピントグラスの全視野を6.25倍に拡大でき、接写複写などの性格なピント合わせに使用できます モーターは連続撮影と一コマ撮影が可能で、連続撮影は4段階に切り替えることができます。巻き戻しも自動で、自動停止されます。 通常の一眼レフのボディにモーター、それに単三電池10本を入れるバッテリーパックを含めるとかなりの重さになり、現在から見るとあまり使いやすいとはいえなさそうですですが、発売当時もかなりの高級機であったことから、生産台数もあまり多くなかったようです。その稀少さのため、現在でも愛好者の間で人気の機種になっています。 発売:1976年 ミノルタ 画面サイズ:24×36mm レンズマウント:ミノルタマウント ファインダー視野率:98% コマ速度ダイヤル:1コマ撮影S、連続撮影H、3、2、1切り替え シャッター:電子制御式メタルフォーカルプレーンシャッター シャッタースピード:B、X、1〜1/2000秒 フィルムカウンター:自動復元式 巻き上げ:モーターによる電動巻き上げ(手動巻き上げも可能) 巻き戻し:モーターによる電動巻き戻し 電池(露出制御用):LR44、2個 電池(電動用):単三電池10本 大きさ:171×147.5×83mm 重さ:1450g(電池のぞく)