ユニオマットIIはユニオマット(1960年発売)の後継機として1961年に発売されたカメラです。 価格競争の激しい中、価格を下げる為にシャッター速度の目盛りを省略し、EV目盛りのみの表示になりました。 その他の機構、大きさ、重さなどはユニオマットとほとんど同じです。 このカメラにもユニオマットと同じく輸出タイプがあり、アメリカのアンスコ社からアンスコセットIIという 名称で発売されました。 フィルム巻上げレバーがボディー本体と軍艦部の中間にあるので上面のデザインはすっきりしており、 露出計の指針窓もゆとりのあるスペースを占めているので、大変見やすくなっています。 EVリングでフィルム感度を設定し、被写体にカメラを向け露出計の示す指針に追針を合致させると適正露出 になります。 感度域は当時のカメラとしては珍しくASA6〜1600まであり、現在使用するにも都合の良いカメラです。 ミノルタ ユニオマットII ●発売年:1961(昭和36)年 ●型式:一眼式連動距離計・セレン式追針露出付き判カメラ ●レンズ:ロッコールTD45mm/f2.8 ●シャッター:オプチパー・ユニシチズンB・EV6(f2.8、1/8秒)〜EV18(f16、1/1000秒) セルフタイマー、シンクロ、MX接点 ●露出計:セレン式、追針式 ●焦点調節:前玉回転連動距離計 ●倍率:0.76倍 ●大きさ:137×80×73mm ●重さ:700g