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人間の視野は平均的にほぼ180度まで見えるとされています。水平視野180度というわけです。
35mmカメラで言えば、対角線でさえ画角は50mmレンズで47度
15mmレンズでさえ111度しかありません。
しかも画角は広くなればなる程写る被写体は小さくなり、パースペクティブは強くなります。

魚眼レンズは人間の視角と同じ180度の画角を持ちますが、
使用されている方は御存じのように、その被写体を全て円に閉じ込めてしまおうとするので
なんとも不自然な画になってしまうのです(その虚構の世界が作画にあたってのウリなのですが)。

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人々は自然なパースペクティブをもった超広角写真・いわゆる「パノラマ写真」の撮影ができる
カメラを追い求めてきました。
写真術の祖のタルボットも、カロタイプ方式で2枚の写真を撮り、つなげてパノラマ写真を作っています。
1844年、画家であるマルテンスがダゲレオタイプの回転レンズ式パノラマカメラ"メガスコープ"を考案、
一般に"首振りパノラマカメラ"と言われている者の祖になります。
そうです、一口にパノラマカメラといっても撮影の原理は機種によって異なります。
メガスコープは硬い銀板を半円に彎曲させてレンズを平行回転させていた訳ですが、次のガラス湿板時代、
そしてロールフィルム時代を迎えると色んなパノラマカメラが製造されますが、基本的には

1.感光面は移動せず、レンズ部が動いて広範囲を写せるカメラ
・・・・「首振りレンズ」と360度全周まわる「レンズ回転式」がある。

2.カメラごと全体が回転し、感光面が順次移動していくカメラ
・・・平らな感光面に右から左へ順次感光させていく方式と
ロールフィルムのように絶えず焦点面にフィルムを送りだして露光する方式。

その他少数になりますが、"サットン・パノラミックカメラ"のように、水球レンズを使用した
カメラなどあるのですが、この手のものはカメラよりレンズに細工をしてパノラマを撮るという
分類になります。
平らもしくは彎曲したフィルム面を固定し超広角固定レンズでパノラマ撮影をするカメラもあり、
サイズ切り替えのできるコンパクトカメラなども現行機ではよくみられます。

銀板・湿板時代のパノラマ 銀板時代)1845年・・・先述した『メガスコープ』の誕生
湿板時代)1858年・・・水球レンズの『サットンパノラミックカメラ』
1862年 ・・・『パンタスコーピックカメラ』
初期フィルム時代 1889年・・・ 『ワンダー・パノラミック』
測量用の『シンドログラフ』
1890年・・・『シクログラフ』
ロールフィルム時代
(パノラマカメラ全盛期)
1898年・・・カメラに風車を付けた『アルビスタ』
1900年・・・世界で大ヒットを博した『1号パノラム・コダック
1907年・・・『エルネマン・ルントブリック』
1908年・・・鳩の首に首振りカメラをくくりつけた『ドッペル・スポルト』
1901年・・・総金属製の『ペリフォト』
1912年・・・平面フィルムの超ワイドアングル『ベル・ストレートワーキング・パノラマ』
1952年・・・『パノン』
1958年・・・135フィルム使用の『パノラックス35-ZIA』
1959年・・・『ワイドラックス』
1961年・・・16ミリフィルム使用の『ビスカワイド16』
1963年・・・『パノフィック』
1978年・・・超ワイドアングル型『アートパノラマ240』
1983年・・・『フジカ・パノラマG617プロフエッショナル
1998年・・・36x24とパノラマ切り替え可能『フジフィルムTX-1

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