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アオリって何?



アオリについて

小型カメラは、特殊なレンズを除きレンズとフイルム面を平行かつ固定した状態で、撮影していますが、4×5カメラはこの関係をくずす事で、像の歪みを修正したりその他いろいろな事が出来ます。 アオリには、シフト、ライズフォール、スイング、ティルトの4種類に大別できます。


シフトアオリについて

シフトアオリはレンズ光軸に対して直角方向に、レンズ又はフイルム位置を左右に移動させる機構。主に構図の修正、歪みの矯正に使用します。この機構を使用することでカメラ全体を動かさずに左右方向へ構図を変更する事が出来ます。 この機構を使えば、鏡の中心より左右どちらかにずれた位置から撮影しているのに、鏡の中央で撮ったような写真が出来上がります。


ライズフォールアオリについて

このアオリは、レンズ光軸に対して、直角方向上下にレンズ又は、フィルム位置を移動させる機構。主にシフトアオリと同じく構図の修正、歪みの矯正に使用します。 このライズフォールアオリを使用することで、三脚のエレベーター、脚等を伸ばさなくても、上下に構図の修正をする事が出来ます。このアオリはシフトアオリの上下版といえます。


ティルトアオリについて

このアオリは、レンズ光軸に対して、前後方向にレンズ又は、フィルム位置を傾ける機構。主にピントを修正したり、歪みの矯正に使用します。このアオリを使用することで、絞りが開放でも、遠くから近くまでピントを合わせる事が出来ます。


スイングアオリについて

このアオリは、レンズ光軸に対して、垂直な線を軸にしてレンズ又は、フィルムを回転させる機構。主にピントを修正したり、遠近感を出す等に使用します。


イメージサークルについて

イメージサークルとは、レンズを通った光がフィルム位置で結像する範囲のことを言います。大判レンズのカタログを見ると、各種レンズのスペック欄にイメージサークルという表示がされていますが、なぜこの表示がされているのか説明します。 まず4×5インチ(画面寸法94×120mm)の対角線は、152mmになっていますので、レンズのイメージサークルが直径152mm以上なければ4×5カメラには使用できない事になります。 このイメージサークルはF値(絞り)を絞り込む事により広くなって行きます。(レンズメーカー各社のカタログには、ある程度絞り込んだときのイメージサークルが表示されています。)また、カタログのイメージサークルは、無限遠での大きさになっていますので、近距離になるに従い大きくなります。 大判カメラの場合、このイメージサークルの一部分を切り取ってピントガラスで見ていることになります。ですからイメージサークルが大きいほど、自由に構図の修正(アオリ)ができる事になります。


シャインフリュークの法則について

大判カメラのアオリ機構のうち、ティルト,スイングについてはある法則にのっとって成り立っています。その法則のことを“シャインフリュークの法則”と言います。その法則は、後枠の延長線と被写体の延長線の交点に向けて、前枠の延長線を交わるよう傾けると、絞り開放でも手前から奥までピントが合う法則です。(被写体は平面) (後枠の延長線を交点に向けても同様の効果が得られます。)


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