ローライフレックス44が最初に発売されたのは1931年のことです。1928年の最初のローライニ眼レフ、ローライフレックス・オリジナルをひと回り小型にした、127フィルムを使用する4×4判として登場し、人気もあった様です。しかしローライの6×6判ニ眼レフは次から次へと改良、モデルチェンジと新型が登場し移り変わっていきましたが、4×4判はいったん生産が中断するなど、あまり多くの機種はでていません。黒の革張りが主流ななか、デザイン的にもオシャレなグレーのボディで久々に再登場したのが1957年発売のこのニ眼レフです。機構面ではローライフレックス・オートマットから引き継いでいる部分が多く、もちろんフィルム自動装填で、赤窓はありません。ライトバリュー(*ローライコードVb参照*)も導入されています。 また、アクセサリーも多くでていますが、ローライフレックス44特有のグレーのボディカラーにあわせてあってデザイン的にもオシャレな感じです。 *ローライのアクセサリー参照* 1957年発売 4×4判ニ眼レフカメラ ビューレンズ:ハイドスマット60/F2.8 撮影レンズ:クセナー60/F3.5 シャッター:シンクロコンパーMXV、B・1〜1/500秒