ローライコードIaは当時発売されていたローライの製品の中で最も安価なカメラでしたが、より使いやすいカメラへと発展していく兆しが見られます。大きな特徴の一つがフィルムの巻き上げが自動巻止めになったことで、これは速写性を持たすものでした。この翌年にはローライフレックス・オートマットが発売になり、こちらの方はフィルムを装填するのみで赤窓での確認も不必要となり、画期的な機構として人気の一台となります。しかし、コードIa型の人気をとられたわけではなく、第二次大戦後までの長い間発売され続けました。 1936年発売 6×6判ニ眼レフカメラ ビューレンズ:ハイドスコープ75/F4 撮影レンズ:トリオター75/F4 シャッター:コンパーシャッター、B・T・1〜1/300秒 フィルム:120フィルム