【写真5】スーパーエルマーS24mmF3.5 ASPH. super-wide(写真をクリックすると拡大されます)
【写真6】ライカMモノクローム+Apoズミクロン50mmF2 ASPH. (写真をクリックすると拡大されます)
■終わりに
ライカSの前身「ライカS2」に関しては、2009年にやはり発売前に使用して“第二回「LEICA S2を使ってみた」”として掲載してある。こちらもぜひご覧いただきたい。なお、この時期から、ライカSには、ハッセルブラッドH、ハッセルブラッドV、ペンタックス6×7、マミヤ645のレンズが使えるようになるマウントアダプターが純正アクセサリーとして用意されるのも新しい動きだ。
またライカカメラ社は、今後カメラのネーミングに番号を振らないということを発表している。だから、ライカS2→ライカS、ライカM9→ライカMだそうだ。そのあとの新製品はどのような呼び方になるのだろうか、興味は尽きない。
【写真6/ライカMモノクローム+APOズミクロン50mmF2 ASPH.】絞り優先AE(F2.8・1/90秒)、ISO感度640。まったくおまけの画像である。“第十五回「ライカMモノクローム」の画質をチェック”の項を再度ご覧いただき、こちらと見比べてほしい。混雑した場所であったので、ピントの確度を増すために絞りは1絞りだけ絞っての撮影となった。右のモデルさんをご覧いただくとわかるが、1,800万画素ライカ判フルサイズ(36×24mm)なのに3,750万画素中判45×30mmのCCDの実力に勝るとも劣らない解像感をもっている。すごいパワーだ。さらに左のモデルさんの腕から肩のあたりを拡大してみていただきたい。顔や目に対してピントは合っていないが、右のモデルさんの目と同じ距離にある肩の薄毛や髪の毛の解像感は出色である。恐ろしいレンズでありカメラだ。