●これからもライカに期待
このカメラを見回していて気づいたのは、ボディ、レンズともかなり手慣れた作りであることだ。例えばライカにとってAF一眼レフは初めてのはずなのに、ボディとレンズマウントの電気信号ピンの仕上げなど、日本の進化したそれとほとんど同じだ。ライカカメラ社によれば、画像処理エンジンは富士通との共同開発だというが、そうなると日本の大手一眼レフメーカーの処理エンジン製造先と同じということになる。現在のように国際協業の時代にあって、だからどうしたといわれればそれまでだが、フルサイズのM9に引き続き、中判のS2、さらにAPS-C判コンパクトのX1と発売が予定されているわけだから、ライカが元気なのはカメラ好きにとってはうれしいことだ。
【さらに詳しく知りたい人は:Leica S2 Review: Test Shooting in Germany】
http://dfarkas.blogspot.com/2009/11/leica-s2-review-test-shooting-in.html