以上が、Dr.カウフマン氏が当日話した主な内容です。そして、いかにも文学博士らしいセンスを持ち合わせた方だと思うわけです。また、この時期ビジネスを拡大するために中判のS2システムの発売に加え、プロ用シネレンズの分野に進出するというのもなかなか当を得ています。
というのも
デジタル一眼レフでのフルHD動画がかなり、新しい動きとしてでてきていますので、
カール・ツァイスも含めて一気にこの分野に参入というわけです。そしてシネレンズの分野で「ライカかツァイスか」という新しい競争が始まることになるのでしょうか。この分野には、キヤノン、フジノンと日本の老舗メーカーもあるわけですし、さらにスチル用としてはニコン、コシナ/カール・ツァイスの存在もあるわけです。
いずれにしましても、これだけの企業(写真)理念をもった経営者はどれだけ世界にいるだろうか? などとも考えてしまうわけですが、それはそれ、歴史が明らかにしてくれるでしょう。
(本レポートは、当日の通訳をメモした程度であるために、ニュアンスの相違があることをご了解ください)